こんにちは。
工事一日目にして全身筋肉痛という有り様の石川です。
昨日、やっと事務所改装工事を開始しました!
本当は工事開始日を前日に予定していたのですが、十数年に一度の寒波で大雪になり、延期。
なんて不吉なと言われてしまいました。
ではここで、今回の改装工事の概要のおさらいです。
敷地は北九州市若松区の住宅地の中。
築およそ4,50年の平屋を改装して事務所にする計画です。
平面図はこんな感じ。
緑と黄色に塗られている場所を今回改装します。
その他の場所は、とりあえず使うには支障がないということで今回は、掃除だけ。
予算は50万円です。
この予算でどこまでできるか!女子二人の自主施工でどんなことができるのか!乞うご期待!というところです。
では早速、一日目の工事をはじめたいと思います。
まずは平面図で緑に塗られていた2間続きの和室から取り掛かります。
奥の4畳半は増築しているらしく比較的新しかったので、床の下地も使えそうでした。
でも、手前の6畳は基礎のコンクリートを打っていないので地面からの湿気で床の下地はぼろぼろ。
ダメな材は全て撤去してやりかえます。
と、いうことで、最初に心が折れないように4畳半からとりかかります。
まずは、既存の床の下地板をチェック
さっき、女子二人でと書きましたが、実は私たちには強い見方が。
それがこちら、 建築なんでも相談室 の宮本さんです!
設計に関しては何年もやってきた私たちですが、施工に関してはズブズブの素人。
ましてや、新築ではなく改装ということで、状況に応じた臨機応変な対処が求められます。
ということで、宮本さんに1から段取りを教えてもらいます。
まずは、しっかりしてる!と思われていた床の下地の板が、かなり適当にしか釘打ちされていないということで、改めて板を、その下に入っている木の材料(根太)にビスでうっていく留めていく作業から。
なぜか無駄に根太のピッチ(間隔)が小さく、かなりの量ビスを打つ羽目に。ビスを打つためのインパクトドライバーの重さもあって、すでにぼやきがでる私たち。早っ(笑)
しかし、きっちりビスを留めていっただけで、板の踏み心地がしっかりしてきました。
下地って大事!
続いて、下地板の上に断熱材を入れるため、もう一度新しい根太を入れていきます。
普通、新築ならもっと違うやり方をするのですが、改装ならではの作業です。
ここで、刃物が登場。プロの刃物に緊張です。
道具はすべて宮本さんに提供していただきました。さすが社長!
木材の長さを測って、回転する刃で一本一本切っていき、既存の下地板の上に303mmのピッチでビス留めしていきます。
その後、断熱材もカットしていき、こんな感じで根太の間にはめ込んでいきます。
なのですが、測って打っていったいったはずの根太のピッチが、測り方の甘さや、打つ時のずれで等間隔ではなかったのです。
そのせいで、ひとつひとつサイズが違う断熱材を測って切っていくという面倒な作業をすることになってしまいました。
ああ、基本ってなんて大事なんだろう。最初に気を抜くと必ず後で苦労するという人生哲学的なことを学びながらひたすら断熱材をカット&カット。
お昼過ぎて、宮本さんは別の現場へ巣立っていかれたのですが、新たな助っ人登場!
平島さんのおじさまでございます。
午前中の作業ですでに疲れていた私たちにはなんて有り難かったことでしょう。
ウィンウィン断熱材をカットしていってくれます!
断熱材が綺麗に入ったところで今度は、その上に合板を張っていきます。
ちょっと専門的ですが、写真で、合板の継ぎ目に短い根太を直行方向に入れているのは、私たちが張ろうとしているフローリングが300角で、合板の継ぎ目とフローリングのサネが同じ位置に来てしまうのが心配との宮本さんからのアドバイスからです。
全ての合板をビスで打っていき、本日の作業完了!!
後日フローリングが届いたら、この上に張っていきます。
ふーっ、今日一日でいったい何本のビスを打ったのやら。
しかし、プロの大工さんからしてみたら、床張りは楽な作業なんだとか。
普段、パソコンのマウスより重いものを持たない私たちにとっては、改めて頭の下がる思いでした。
次回、いよいよ魔の6畳間へ挑みます!
石川