月別アーカイブ: 2016年3月

DIY?で建築士が事務所改装13–漆喰塗り再挑戦。DIYを超えたプロのお仕事–

こんにちは。

石川です。

 早速、始めます。

大前左官さんの漆喰塗り教室!

①漆喰を計る。

  

→前回は、1袋20kgという表示を真に受け、計らずに入れてしまいました。

②水を入れ、先に黒の顔料を入れて混ぜる。そのあと、漆喰を入れる。とりあえず10kgずつ練っていきます。

近所の猫が見守っていますねぇ。

 →前回は、20kg一気に混ぜてしまったので、下に粉のダマができてしまい、そのあといくら混ぜてもダマがなくなりませんでした。
こんな感じで練り上がりました。

  
③試し塗りをする。小さな板に塗ってみて、実際の現場と同じ状況で乾かし、色味や乾燥具合をみます。  

→これはやってなかったですねぇ。

サンプルもきれい〜

④練った漆喰を寝かせる。一晩以上寝かせた方が粉と水が馴染み、ダマが残りにくいそうです。  

寝かせる時はしっかり空気を抜いて密閉します。  

 
ちょっと番外編

道具の手入れ、掃除、養生はきちんとしましょう。

ということで、情けないですが、漆喰塗りの工程以前のことでいろいろとご指導いただく始末。 

まずは以前使ったコテが、しっかり錆びてしまっていたので、ヤスリできれいに。  
    
 そして、養生もやり直し。

養生は、下地を塗ったら一度剥いで、また仕上げのために張ります。

そして、今までの工事ですっかり汚れたままになっていた部屋をきれいにお掃除。 

仕上げに臨む準備を怠ってはいけないということですね。

さてさて、それから日曜日になりまして、朝から大前さんのご指導のもと、漆喰を塗っていきます。

作っておいたサンプルも、まだ完全には乾いてませんがいい感じです。

  

前回失敗した漆喰の上にまた下地のエアロベースを塗って準備しておきました。

  

⑤塗りの作業1。漆喰を薄くのせていきます。

寝かせておいた漆喰を一度ミキサーで混ぜ、硬いようなら 少し水を加えて調整します。

大前さんお手本にがサクサク塗っていきます。

    
    
なんて滑らかな仕事ぶり。
⑥塗り作業2。薄く塗った上にもう一度漆喰をのせて厚みを増していきます。

 
色漆喰の場合、厚みで色の濃さが変わってくるので、ムラを減らすためには均等の厚みにすることが大事だそうです。

そして、厚くなればなるほど、壁の中に溜まる水の量が増えるので、乾く時に表面に水が浮いてきやすくなり、水垂のあとや発色の悪さなどにつながるそうです。
⑦塗り作業3。一通り塗ったあと、全体にまたコテを当てていきます。両手で少し力を入れて、素早く全体をしごいているというような感じ。

曰く、水を戻す作業ということです。

水を戻す??

おそらく、乾き出した表面と、やわやわの中の漆喰を混ぜているという感じでしょうか。

最後の仕上げをするために必要なみずみずしさが表面に戻ってきます。

  

⑧塗り作業4。仕上げです。柔らかいコテを使って上から順に平らに仕上げていきます。

ここだけは素人にも出来るということで、私たちにやらせもらいます。

   
いい感じの仕上がりです。

しかし、この時点での仕上がり前回もなかなか良かったのですが、、、

あとは乾いてみないと分かりません。  
⑨養生を剥ぐ。乾ききる前に養生を剥いでいきます。剥ぐ時によれた端っこは、専用の小さなコテで直しを入れます。

 

こんな感じで塗り上がりました!

さてさてどんな仕上がりになるのか、乾いてみてのお楽しみです。
  
今回は部屋の窓を一部開けて換気したまま帰ります。

前回塗った時より夜も気温が高いので換気だけで大丈夫そうです。

今度はうまくいきますように。

うーん、しかしこれはもはやDIYとは言えなくなってきたなぁ。

石川

広告

DIYで建築士が事務所改装12– 漆喰の救世主現る –

こんにちは。石川です。

私たちがDIYで事務所の改装工事を初めてそろそろ2ヶ月が経ちます。

ぼちぼちしんどくなってきた頃に、漆喰壁の失敗は思った以上にこたえております。

ということで、こういう時は素直に、

助けて下さい   と言えるのは女子の特権です。

そこで手を差し伸べてくれた救世主。

平日のお仕事が終わった後お疲れのところ、現場を見に来てくださいました。

田川産業のKさんと大前左官のOさんでございます。 

  

お仕事帰りで、お仕事道具を見せていただきながら私たちの失敗理由を分析していただきました。

すごい数のコテ!職人さんの道具です。

ひとつひとつ、形、厚み、重さ、製法などが違うようです。

  

と、関心している場合ではない。

お話を聞けば聞くほど、漆喰塗りの奥の深さと、私たちの無謀な挑戦に気づかされました。

  
とにかく全部1から学び直しです!

ほんと、1から間違っていたようです、、、、

ということで、次回から、ほんとの漆喰塗りをご紹介いたします!

石川

DIYで建築士が事務所改装11 – 気を取り直してフローリング張り–

こんにちは。

石川です。

さて問題です。

これは何のつぼみでしょう。
答えは、藤の花です。

もうすっかり春がきております。

さて、前回は悲惨な漆喰の状況を悲愴感たっぷりにお伝えしましたが、今回は気を取り直してフローリング張りです。

張るフローリングはこちら。 
ナラのパーケットフローリングというちょっと変わった張り方のものです。

まずは、掃除をしながら、フローリングを仮に並べていきます。

全体を見ながら、色味をばらけさせたり、傷があるものなんかを端に持ってきたりして調整します。

今回のフローリングは、(株)アナログさんからネットで購入しました。

パーケットフローリングを探していて初めて知ったメーカーさんですが、届いたフローリングも綺麗で満足です。

今回は私の高校の時のお友達、ゴンちゃんが手伝いに来てくれました!

またもわざわざ福岡市内から有り難し。

と、ひと通り並べてみて平島さんが一言。

これ、接着剤で張らなくてもいいんじゃない?

確かに。

実はこのフローリングはコンクリートの床なんかに接着剤で張る直張り用のフローリング。

なので、こんな風に裏側にゴムが付いています。

これが、仮に並べてみたところで、裏のゴムのお陰でフローリングが動くこともなく、下地の不陸も吸収してくれるため、接着しなくても全く違和感がないということに。

なんといっても、ここは私たちの使う場所なので、使ってみて、何か不都合があればその時張ってもいいんじゃないかということになりました。

ちなみに、普通の木下地用のフローリングはフロア釘という釘で床に打ち付けていきます。

今回は木下地だけど、選んだのが直張り用のフローリングなので接着剤で張ろうと思っていたのですが、その接着剤というのがまた。

メーカーさんから勧められたのは、2液型エポキシ樹脂系接着剤。

エポキシ?2液?

そういえば、建築士の試験の時に聞いた気がするなぁ。

しかし、どんな場面でどんな種類の接着剤が使われているかまでは実際の現場では触れる機会がなかったので、今回調べてみてちょっと踏み込んだところまで知ることができました。

フローリングを張るのに向いている接着剤には、弾性を持つ、1液型ウレタン樹脂系と2液型エポキシ樹脂系というのがあるようです。

では、今回張るパーケットフローリングにエポキシ樹脂系が良い理由はというと、普通の細いフローリングと違い、パズルのようにパーツを並べていくタイプなので、張っていく途中でずれやすく、速乾があるエポキシ樹脂系が良いそうなのです。

あとは、異なる素材同士の接着にも向いているため、裏に張られたゴムと下地の合板をしっかり接着してくれるようです。

しかし問題は、2液型ということ。

2液型とは、使う前に2種類の液を混ぜて初めて接着剤としての効果が発揮されるものです。

なので、混ぜる分量や混ぜたあとの乾きの速さなど、1液型より素人には難易度が高いのです。

今回の工事の中でそこそこの金額を割いて購入したフローリングです。

失敗は許されません。

接着剤張るの怖いなぁと思っていた私たち。

よし、接着しません!

ということで、あとは端っこを既存の斜めなどに合わせてカットしていくことに。

改装ですからね、既存の床壁が綺麗に直角になっている方が稀です。

  

電動の丸ノコでスイスイカット。

はめ込んでいきます。

途中ちょっと立ち寄ってくれたおじ様たちの助けもあり、

最後の1枚!

はまった!

みよ、この美しいフローリング。


床ができるとなんだか一気に進んだ感じがします。

よーし、この調子で漆喰も がんばるぞ!

石川

DIYで建築士が事務所改装10 − なんと無残な漆喰。素人には無理なのか?! –

いつも見ていただいてありがとうございます!

春生まれの石川です。

が、もう歳を取るのは怖いです。

そんなことはさて置き、前回塗っていた漆喰のその後です。


  
なんというか、、、ラフの域を超えています。

これはもしや失敗では?

早速、漆喰を購入した田川産業さんに問い合わせてみます。

あのー、こんな状態なんですが、もっと乾いたらおちつきますかねぇ?

既にこの時塗ってから1週間ほど経過していました。

漆喰は1年とかいう長ーい時間をかけて乾いていくと聞いていたのですが、さすがに、仕上がりは数日で決まってしまうようで。

白化現象ですね。

ということです。


ほぼ全面白化しております。

聞くところによると、白化は、漆喰の中のカルシウム分が水と一緒に表面に表れてきて固まってしまった状態だそうです。

これは、乾燥状態の悪さが原因らしく、昼と夜の温度差で起こりやすいようです。
そのことはそれとなく知ってはいたので、暖かくなってから塗ろうということになっていました。

3月になって、春の気候になってきましたが、夜の冷え込みが良くなかったようです。(とはいえ、今度は夏になると湿気が多すぎて良くないらしいですが)

対策を聞いて、お、おう、っと身構えてしまいました。

まず、夜、気温が下がってきたら暖房器具で部屋を温め、それと同時に除湿機で湿気を取り除きます。

そして、漆喰を塗った壁の表面に浮いてくる水を拭き取ることが必要なのだそうです。

泊まり込みってことですか?

今まで何度か漆喰を施工する現場監理をしたことありましたが、職人さんがそこまでしてるとは聞いたことはありませんでした。

なぜだ、なぜだ、

そうです。私たちが塗っているのが色漆喰だからです!

白化が目立つ。

普通の漆喰は白ですから、多少白化が起こっても目立たないのです。

なんと、ただでさえ漆喰素人なのに、プロでも大変なことをやっているのだと今更ながら痛感しました。

これは、もしや私たちでは無理なのでは?

いろいろ説明を聞いて肩を落としてしまいました。

しかし、そこはさすが田川産業さん。

近くの左官屋さんと一緒に、状況を見に来てくださるという助け船を!

神様田川様

くじけそうになった心がなんとか立ち直りそうです。

石川

DIYで建築士が事務所改装9 -DIYだけど漆喰ぬっちゃいます-

こんにちは。

朝が弱い石川です。

今回は私たちも楽しみにしていた漆喰塗りです!

というわけで、大物助っ人登場です。

朝早く福岡市内からお越しいただきましたYタケ先輩です!

お忙しい中ありがとうございます。

と恐縮していたのですが、終始楽しい楽しいと言ってくれておりました。

現代社会のストレスにやられているのでしょうか。

いやいや、そうではなく、手作業ってやっぱり楽しいのです。

ということで、高価な既調合漆喰を選ばず、粉から練るという選択をしたわけですが、これがなかなか大変。

まずは15lの水をバケツに用意し、そこに20kgの漆喰(粉末)を入れていきます。

水と粉が化学反応を起こし、ぶくぶく泡が出てきます。  

そこへ、特製の顔料を入れていきます。

量は、事前に作ったサンプルで乾いた時の色の具合を見て決めました。

漆喰20kgに対して250gです。 

あとは機械で混ぜていきますが、これがなかなか混ざりきらない。

ミキサーのプロペラがうまく当たらない、底に溜まった粉を度々スコップで掘り起こしながら10分15分くらい混ぜると、

手の力が入らない、となるらしいです。(私は混ぜてないので、Yタケ情報です!)

こんな感じで練り上がりました。

さっそく塗っていきましょう

コテ板が2つしかなかったので、1人分は余った断熱材で代用。

断熱材は軽くて手が疲れないので、代用品としては優秀です。

2、3日乾かしたエアロベースの上に塗っていきます。

つまりこの壁には、

シーラー+エアロベース+漆喰

と塗られているわけです。


初めにかなりしっかり混ぜたのですが、塗っている間、度々粉の塊が塗りの邪魔をしてきます。

息を止めて仕上げに集中している時にこれがくると  ムキーっとなります。

しからばと思い、塗る前にコテ板の上でもう一度練ると気休めになります。(結局どうすれば良いのかはよくわからず。次回は、小さいバケツに入れなおして再度練るとかやってみたいと思います)

この漆喰の色を見て、

うおっ、黒っ

と思った方もいるのでは

しかし乾くと、、、

こうなるのです。(サンプル)

壁は黒、柱は白

このコントラストもなかなか渋くていいかもと思ってしまいました。

素人の漆喰塗りでの一番の天敵は乾きの速さだと思います。

塗っている間にどんどん乾いていき、下まで塗ってから上に戻って仕上げようと思っても乾きすぎていて無理なのです。

なので、正しいやり方ではないかもしれませんが、上からきっちり仕上げながら下まで塗りあげるという方法がいいようです。(私たちにとっては)

そして塗り終わったらその日のうちに養生は剥がしておきます。

漆喰が固まってしまってテープが剥がれなくなってしまっては困るので。

しかし、ちょっと塗り厚を多目に取りすぎていたようで、テープをはがした後の端の方の線が綺麗にでませんでした。

再度ペンキで柱と壁の際を塗り直しかな。

やはりディテールの甘さに素人感がでてしまうのでした。

3人で18㎡くらい塗ってヘトヘトに。

今回ばかりは疲れたよー疲れたよーとブツブツ言いながら最後塗り終えました。(というか塗り終えてもらいました)

Yタケ師匠、ありがとうございました!

漆喰塗りは次回へ続く

石川

DIYで建築士が事務所改装8 – 漆喰下地2回目-

お疲れ様です。

石川です。

今回は漆喰下地2回目。

今日はなんと広島からお手伝いに来てくれました。平島さんのお友達のたかちゃんです。  

今日も生クリームのようなこの下地(エアロベース)を塗っていきます。


ペンキ、エアロベース、漆喰
同じようなペースト状の液体ですが、乾くペースや水の具合など全然違います。

エアロベースは混ぜてから2時間程度で使い切るのが理想とのこと。

少しずつ混ぜ、練ってから使う前のエアロベースはビニールなどをかぶせて空気に触れないようにしておきます。

背が高いたかちゃんに上の方をお任せできて大助かり!

無事、全ての下地を塗り終わり、次回はやっと漆喰塗りです!

石川

DIYで建築士が事務所改装7 – いよいよ漆喰塗り!の前に下地–

お疲れ様です

石川です。

最近ちょっと忙しくてブログが書けない間に、いろんな人が手伝いに来てくれまして、工事の方は順調に進んでおります。

やっとの事で白ペンキ塗りを終えました。


白くなったでしょ。

結局、全体的にほぼ3回くらい塗ってなんとか納得できるところまで白くなりました。

ということで、養生テープを剥いでみることに。

テープを長く張りすぎていたせいか、剥ぐのも結構大変。

テープの粘着力で木まではげてしまうところも。


テープを繊維方向に剥がないようにして最小限に抑えましたが、すぐに他にも問題発見。


しーみーてーるー


たーれーてーるー

塗装って、奥が深いなぁ。

この辺の補修という仕事がまた1つ増えてしまいました。
気を取り直して、次の工程は

漆喰を塗る壁に下地の材料を塗ります。

下地はこれ


漆喰と一緒に購入したエアロベースという材料です。

下地材は、既存の壁が何かによって変わってきます。

漆喰を買った、田川産業さんの2種類ある推奨下地材のうち、ローラーで塗れるお手軽な方です。

粉4kgに水2lを入れて

混ぜ混ぜ

本日は、同業のお友達 Y君がわざわざ福岡市内から手伝いに来てくれました。

ありがたや

ここに手伝いに来てくれる人はみんな私たちよりいい働きをしてくれます。

ということで、ローラーでエアロベースを塗っていきます。

これも1回塗っただけでは薄いので1回目を塗ってすぐに2回目を塗り、少し乾いた頃にもう一度ローラーで均して平らにしていきます。


なんですが、初めてのエアロベース塗り。

実際やってみると、

下地ってどこまでやったらいいの?

という合格ラインというか、目指すべきところが分からず、みんなで

これでいいんかね?もっと厚くした方がいいんかね?

なんて確認しつつ、とりあえずいるって言われたから塗っているという感じ。

その後、塗り進めていくうちに、下地とはなぜ必要なのかという今更ながらの原点に立ち戻って考え始め、

結果、仕上げの漆喰を美しく仕上げるために壁を平滑にするのだ!(他にもいろいろあると思いますが)というところに行き着き、

平滑に、平滑にという気持ちで塗っていくと、なるほど、闇雲に塗っていた時より、良し悪しの判断ができるので俄然はかどるわけです。

建築をやってきて、今まで当たり前のように下地材を塗るという工程の存在を認めてきましたが、一体どんな意味があるの?効果があるの?と、自分でやるとなると改めて考えますね。

 

 エアロベース1日目は3/2くらい塗りあげて終了です。

次回も引き続き下地塗りです!

石川