こんにちは。石川です。
今回は久しぶりにDIYでないお仕事のお話です。
私たち、DIYばかりやっているわけではありません。それでは食べていけませんので。が、
設計のお仕事の方は相手のあることなので、自分たちのDIYほど赤裸々には書けないところが無きにしも非ず。なので、ついつい投稿が減っておりました。
言い訳はこのくらいにして。
さて、このがらんどうが今回の舞台です。
一体ここが何になるのでしょう。
。。。そうです。イタリアンバーです。タイトルに書きました。
現在、天井を張り終え、ファサードの建具の枠が施工されております。
施工はプロにお任せして、私たちは何をしているかといいますと。
工場見学。
もちろん、暇つぶしに来たわけではありません。
バーで使いたいと思っている材料の確認に来たわけです。
私たちが独立して設計事務所を始めてから圧倒的に増えたのが、この見学の時間ではないかと思います。
雇われの身だった頃は、さすがに現場以外にあちこち出回ることはできませんでしたが、今は自由自在です。
使うものを実際に目で見て選べる。どうやって作られているのか知ると、新たな発想が沸いてくる。作っている人と話していると、イレギュラーな提案ももらえたりする。単純に面白い。などなど、物が作られている現場に行くと、なかなかいいことづくめなのです。
よくメンテナンスされたかっこいい機械が並んでおります。
ここでは、仕入れた板金をいろいろな形に加工しています。
板金は、ローラーの間を流れていく間に少しづつ曲げられていきます。
写真のように、手前から奥に行くにつれてローラーについている溝が増えているのは、一気に曲げてしますと板金が折れてしまうので、少しずつ溝を増やしていって最終形にしていくそうです。
正直、こんなことを知らなくても建築の設計はできます。
実際、行くところ行くところ、
この二人は何しに来たんだろうか?
というような目で見られることが多いです(笑)
それはそうです。普通、設計者が来るような場所ではないですからね。
にも関わらず、皆さんご親切にいろいろと説明して回って見せてくださいます。ぞんざいに扱われることなどまずないです。なんて皆さん優しい。
ということで、今回も納得いくまで材料を吟味することができたので、お施主さんとの打ち合わせもばっちりできそうです。
石川