月別アーカイブ: 2016年10月

Work – 敷地選びのご相談2

こんにちは。

Life&Workです!

今回は前回に引き続き、敷地選びについてです。

3つ目に見に行った敷地がこちら


不動産業者が整地して売り出している敷地なので、きちんと整備されれいます。

奥の崖には、すでに擁壁が作られているし、土地も平。

更に交通の便も良いので、やはりお値段はお高めという物件。

お施主さんは、お仕事の関係上ここの立地が一番良いとのことでした。

ということで、この敷地の利点と欠点を洗い出し、検討してみることに。

利点

1.交通の便が良い

2.整地されているので、建物の工事の時に余計な費用がかからない

3.希望の校区である

4.敷地の形状が変わっていて、面白い建物が建てられそう

欠点

1.あまり高くはないけど、崖に面していて、災害が心配

2.擁壁側の通風が悪いのでは

3.価格が高い

なかなか全ての条件が良い土地を探すのは難しいですよね。

最終的には、利点と欠点を天秤にかけてお施主さんが判断することになりますが、私たちの役目は、1つ1つ欠点(お施主さんの心配事)をクリアにしていくことです。

一つ目の災害に対しての心配ですが、私たちはまず、作られた擁壁が、ちゃんと規定の強度をクリアしているものなのかを不動産業者に確認。

きちんと、市の認可も下りていることが分かったので、強度的には問題なさそうでした。


次に、敷地の場所が、特別警戒区域に指定されていないかをチェック。

これは、簡単にいうと、崖崩れなどの心配がある場所を行政が指定しているもので、役所に行ったり役所のHPなどで誰でも確認できます。

不動産業者に聞いても確認できます。

これについても、指定地域ではなかったので、ひとまず安心。
ということで、

・崖がそんなに高くないこと

・強度の取れた擁壁が建てられていること

・特別警戒区域に指定されていないこと

などから、特別危険な場所ではなさそうということに。

自然災害のことなので、正直誰にも保証のできないことですが、こういう客観的な資料があって判断するのとそうでないのとでは、お施主さんの気持ちも全然違いますよね。

あとは、お施主さんのお父様が心配されていた、通風のこと。

擁壁がある東側に風が通らないのでは?とのことでした。

うーん、これは確かに四方が平坦な土地に比べればそうですね。

とはいえ、3方が開けているわけですから、東にだけ少し注意を払えばよいわけです。

例えば、南北に風を抜くようにするとか、東の擁壁から建物を十分離すとか。

私たちの設計には、規格や定型があるわけではないので、敷地の欠点を建築でカバーできることもたくさんあります。

逆にその敷地欠点が面白い建築のアイディアになったりするわけです。

面白い建物が建てられそう

と利点の中で書きましたが、この敷地を見ていると、お施主さんとどんどん面白い会話が溢れていきます。

結局それが決め手になり、お施主さんもここにがいい!ということに。

後に残った価格に関しては、不動産屋さんの営業さんに値引き交渉を託しました!

さてさて、無事に交渉成立なるか。

敷地が決まればいよいよ設計の始まりです。
Life&Work(ライフアンドワーク)

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Work – 敷地選びのご相談

こんにちは!Life&Workの石川です。
すっかり秋になってきました。
この野菜、なんだか知っていますか?
私は初めて見たのですが、四角豆というそうです。
仕事の打ち合わせで、下関の敷地を見に行く機会がありまして、そこでいただきました。
まだ食べていませんが、どんな味がするのか楽しみです。
さて、今日は珍しく、設計事務所らしい建築の話しをしたいと思います。

先日、住宅の相談がありまして、下関に行ってきました。

山口県って北九州からだとすごく近いんですが、なかなか行くことがないんですよねぇ。
それはさて置き、まだ敷地が決定していないということで、いくつか候補の敷地を見て回ることに。

お施主さんは、いくつも敷地を見に付き合わせるのは申し訳ないと思われていたようなのですが、そんなことはノープロブレムです。

むしろ、見たい!

敷地選びは難しいですよね。迷いますよね。
そんな時は、そう、設計者に相談です!
敷地って、ものすごくいろんな要素が絡み合っているので、交通の便がいい!値段が安い!なんかで決めて、あとで後悔するのは恐ろしいですよ。

そう、敷地選びには、住む側の目線、設計者側の目線が大事なのです。
私たちが最初に見に行った敷地はこれ


最寄りの駅から少し離れていますが、値段が安い。
しかし、やっぱり気になるのは、背後の崖。(写真の右手)

見るからに、土砂崩れの心配があるのですが、建物を建てること自体にとってもかなり不利になるのです。

崖に対して設計者が取らなければならない対処法の選択肢は、ザックリと上げて3つ。

⒈崖を壁で固める
⒉建物の崖に面する壁を強く作る
⒊建物を崖から結構離す

普通に考えても納得の選択肢ですよね。

建物を建築する時に行政に出す申請では、どのくらいの強度が必要か、どのくらいの離さないといけないかがちゃんと決まっています。

だから、1と2では普通に比べて工事費が上がってしまうし、3では、広い敷地でないと建物が建たないということになってしまうかもしれないのです。

続いて見に行ったのがこちら

こちらも傾斜地のそばの敷地ですが、1つ目に比べるとだいぶ離れたところに傾斜があるので、危険はなさそう。逆に豊かな緑が借景になり、とてもいい感じです。

なのですが、今度は、この反対側が高速道路というのが気になります。

騒音の具合はどうかな、ということで、こういう時は誰に聞くのがいちばんいいかと言えば、そう

ご近所さんですよね。

早速、お施主さんと一緒にお隣さんを訪ねてみることに。

お隣さんいわく、高速道路側は遮音窓にしているので音は気にならないとのこと。

ついでに、土地の地盤の状態も聞いてみると、そちらの方もそれほど問題なさそう。

土地を買う時に大事なことの一つに、地盤の状態があります。

しかし、これがなかなか土地を購入するまで分からないのです。

建物を建てる前には必ず地盤を調査する必要があります。

これで、悪い結果が出てしまった日には、またまたお金がかかることに。

正確なものでなくても、ご近所さんからの情報を集めておくのはとても心強いです。
続く

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