こんにちは!Life&Workの石川です。
すっかり秋になってきました。
この野菜、なんだか知っていますか?
私は初めて見たのですが、四角豆というそうです。
仕事の打ち合わせで、下関の敷地を見に行く機会がありまして、そこでいただきました。
まだ食べていませんが、どんな味がするのか楽しみです。
さて、今日は珍しく、設計事務所らしい建築の話しをしたいと思います。
先日、住宅の相談がありまして、下関に行ってきました。
山口県って北九州からだとすごく近いんですが、なかなか行くことがないんですよねぇ。
それはさて置き、まだ敷地が決定していないということで、いくつか候補の敷地を見て回ることに。
お施主さんは、いくつも敷地を見に付き合わせるのは申し訳ないと思われていたようなのですが、そんなことはノープロブレムです。
むしろ、見たい!
敷地選びは難しいですよね。迷いますよね。
そんな時は、そう、設計者に相談です!
敷地って、ものすごくいろんな要素が絡み合っているので、交通の便がいい!値段が安い!なんかで決めて、あとで後悔するのは恐ろしいですよ。
そう、敷地選びには、住む側の目線、設計者側の目線が大事なのです。
私たちが最初に見に行った敷地はこれ
最寄りの駅から少し離れていますが、値段が安い。
しかし、やっぱり気になるのは、背後の崖。(写真の右手)
見るからに、土砂崩れの心配があるのですが、建物を建てること自体にとってもかなり不利になるのです。
崖に対して設計者が取らなければならない対処法の選択肢は、ザックリと上げて3つ。
⒈崖を壁で固める
⒉建物の崖に面する壁を強く作る
⒊建物を崖から結構離す
普通に考えても納得の選択肢ですよね。
建物を建築する時に行政に出す申請では、どのくらいの強度が必要か、どのくらいの離さないといけないかがちゃんと決まっています。
だから、1と2では普通に比べて工事費が上がってしまうし、3では、広い敷地でないと建物が建たないということになってしまうかもしれないのです。
続いて見に行ったのがこちら
こちらも傾斜地のそばの敷地ですが、1つ目に比べるとだいぶ離れたところに傾斜があるので、危険はなさそう。逆に豊かな緑が借景になり、とてもいい感じです。
なのですが、今度は、この反対側が高速道路というのが気になります。
騒音の具合はどうかな、ということで、こういう時は誰に聞くのがいちばんいいかと言えば、そう
ご近所さんですよね。
早速、お施主さんと一緒にお隣さんを訪ねてみることに。
お隣さんいわく、高速道路側は遮音窓にしているので音は気にならないとのこと。
ついでに、土地の地盤の状態も聞いてみると、そちらの方もそれほど問題なさそう。
土地を買う時に大事なことの一つに、地盤の状態があります。
しかし、これがなかなか土地を購入するまで分からないのです。
建物を建てる前には必ず地盤を調査する必要があります。
これで、悪い結果が出てしまった日には、またまたお金がかかることに。
正確なものでなくても、ご近所さんからの情報を集めておくのはとても心強いです。
続く
Life&Work(ライフアンドワーク)