今回は、ちょっと変わってまちづくりのお仕事の話です。
九州大学の先生方が5年ほど前から取り組まれている、福島県川内村のまちづくりのプロジェクトに、今年の春から参加させていただいています。
川内村はとってものどかな山あいの村です。
山からのとっても綺麗な水が流れる水路がたくさん通っている素敵な場所です。
大きなスーパーやショッピングモールはありませんが、おしゃれなカフェやパン屋さんなんかもちらほらあって、この村を気に入って移住して来られる人もいるそうです。
村全体のまちづくりは、これから先、5年、10年単位で行われます。
そのプロジェクトのひとつとして、移住者向けに10棟の村営住宅を建てるというのが私の主に関わっている事業です。
全体のプロジェクトを指揮する九州大学のお二人と一緒に、土地の造成計画から、10棟の配置計画を練ってきました。
数日前に村にお邪魔した時には、土地の造成工事が始まっていました。
とっても環境の良い敷地です。
村役場の方針として、
村営住宅だからといって、最小限の敷地の中に画一的に建物が並んでいるような住戸ではなく、他の川内村の住宅のように、広い敷地の中でゆったりとした住環境となるような計画を目指しています。
しかし、国の補助金による事業なので、そのような理想の住環境を実現させるには、いろいろと壁が多いのです。
敷地のとり方、造成計画にあたっては、村役場の方が国への申請にかなり苦慮し、こちらの方でも認可が下りるように資料を作ったりして、なんとか今回の造成工事の着工にこぎつけたという感じです。(造成工事に関しては私はちょっとお手伝いした程度ですが)
いろんな方たちの思いが詰まった事業なので、私も住宅の計画には気合が入ります。
川内村は、この人たちのために頑張りたいなと思わせてくれる場所(人)なのです。
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