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Work-川内村まちづくり7~建築完成間近~

福島県川内村の新しい村営住宅はとても珍しい計画です。

村営の住宅なのに、敷地が広々としていて、住戸間隔がこんなにゆったりあいています。

7棟の平屋と3棟の2階建てがランダムに配置され、間に車道と歩行者専用の遊歩道が通っています。

中央の広場には遊具もあって、この住宅の住人以外も使える公共の空間になっています。

内部の作りも、お決まりのプランに縛られず自由に設計させてもらえました。

このプランでは、南側の大きな窓の前に室内の土間があります。

南の窓が滑り台のある広場とつながっているので、子供たちが遊んでそのまま土間から上がってくるような光景が目に浮かびます。

2階建てのプランには、周囲の景色を見渡せるスタディスペースもあります。

まだまだいろんな工夫をしましたが、それはまた完成写真の時に。

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Work-川内村まちづくり6~じゅんぐり出来てく10棟の住宅~

福島県川内村での住宅の建築がどんどん進んでいます。

10棟の住宅が順々に施工されていくので、工事の過程を一気に見ることができます。

階段から見ると、左側はまだ基礎の状態なのに、右側は屋根までできています。

福島県は豪雪地帯ではないですが、冬の配管の凍結を防ぐために、九州ではびっくりするくらいの深さに配管します。

構造が見えている状態

断熱材を吹き付けた状態。吹き付けると膨らむ発砲タイプの断熱材なので、隙間がなく断熱性能ばっちりです。

こちらはもう断熱材の上に仕上げ下地のボードを張ってあります。

これから続々出来ていくのが楽しみです。

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夫婦2人の住宅(リノベーション)4~工事ダイジェスト3~

今回のお宅は50代のご夫婦がお二人で住まわれる住宅です。

仕上げは落ち着いたシックな色味となっています。

フローリングはこちら

ブラックウォールナットの複合フローリングです。

無垢材ではありませんが、断面を見ると、一番上のブラックウォールナットの層が2㎜程あります。

2㎜というとすごく薄い感じがしますが、マンションなどでよく使われているフローリングは、表面が木ではなくシートのものが多く0.数mmという世界。

表面が木だったとしても、1mm薄さのに満たない厚みのものが多いのです。

時間が経って表面がペラペラ剥がれている床を見たことがありますよね。あれです。

紙のような薄さの表面のものが多いことを考えると、2㎜ってかなり厚いですよね。

一足先に竣工写真をお見せすると。

工事前の床が、

こうなりました。

床以外の木部は、床とは樹種が違いますが、床の色に合わせて着色しました。

この着色というのがとても難しいので、毎回綿密な打ち合わせをします。

左のフローリングのサンプルに合わせて、いくつも色味、塗り方を変えた塗りサンプルを作っていただきました。

樹種が違うため、木目が違うことで色の見え方が違ったり、塗料の吸い込みが木の部分によって変わるために、場所によっては薄すぎたり濃すぎたりが出てきます。

なので、最後は数値的な色を合わせるというよりも、全体的な雰囲気を合わせるという感覚的な作業になってきます。

特にムラになって汚く見えるのが怖いのですが、さすがプロの塗装屋さん。

私たちのしつこい要望とどうにも言葉にできない感覚をくみ取っていただいて、素晴らしい仕上がりになりました。

手触りすべすべです。

右の写真が少し光って見えるのは、キッチンのカウンターなので、水はじきを良くするためにウレタンを最後に塗っています。

場所によって、適材適所で樹種や塗料を変えつつ、それが違和感にならないように全体の調子を整えていくのは、図面では表せない現場での作業です。

その他に工夫したことと言えば、エアコンの配管。

コンクリートの壁の場合、エアコンの穴を移動するのはとて大変でお金のかかる作業。

もとのエアコンの配管を通す穴は、左の写真のようにだいぶ下にありました。このままだと、新しくエアコンを設置しても、前と同じようにエアコンから下に配管が見えてしまいます。

右の写真は施工後ですが、配管、見えてないですよね。

その秘密はこちら。

壁を厚くして空間を作り、その空間の中で配管を下に下ろしています。

四角穴の部分は取り外せるようにしているので、メンテナンスも問題なし。

もちろん、エアコンの配管を隠したいためだけに壁を厚くして部屋を狭くするようなことはしません。

この壁の厚みは、①断熱材を入れる ②カーテンボックスになっている ③間接照明を隠している ④ニッチ型の棚に利用している

という合計5つのことに利用しています。

さてさてそれでは、次回は完成写真のお披露目です!

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夫婦2人の住宅(リノベーション)3~工事ダイジェスト2~

まずは解体工事から。

改装工事の場合、解体してみないと分からないことがいろいろとあります。

もちろん、解体前に施工者さんと現場を調査し、さまざまなことを想定して計画していきますが、工事が始まってからの決定としておく内容もあったりします。

なので、解体工事に立ち会い、現状を確認するのが工事が始まって最初の大事な仕事です。

改修工事は新築と違って、工事期間が短いので、着工してからはいろいろなことを早め早めに決めていきます。

解体したばかりですが、仕上げの壁紙を選んでいます。

今回はお施主さんのご要望で薄いグレーの壁紙を探しましたが、なかなか色、パターンともにこれ!というものが見つからず、合計5社のメーカーの数百枚の壁紙から、数十枚のサンプルを取り寄せて何度も何度も現場の光の中で見比べて決定しました。

気になっていたカビについては、内部の仕上げをはいでみると、表面には出てきていなかった場所にびっしり!

お施主さん、施工者さんと現場を見ながら相談し、コンクリートを削ってカビを除去後、防カビ塗料を塗り、断熱材を施工して新しい仕上げをすることになりました。

もともとの期の下地の裏や窓際の濃い色になっているのがカビです。

元の木の下地を撤去し、コンクリートを削ってカビがきれいになくなりました。

防カビの塗料を塗っていきます。

断熱材を施工し、新しい木下地を組み、壁紙を貼るためのボードを張っていきます。

これでもうカビ臭いお部屋とはおさらば!

しかし、これだけでは、湿気のたまる環境自体は変わりません。

そこで、部屋と部屋の間に窓を設置!

右が工事前、左が工事中です。奥の部屋には窓が1つしかなく、特にカビが発生していました。さらに、エアコンも設置できない環境でした。

新しく設置した窓によって、手前の部屋(LDK)の窓と奥の個室の窓を開ければ風が通るようになりました。

手前の部屋のエアコンの風も奥まで届くようになり、明るい窓からの光も届くようになって、本当に快適なお部屋に変わりました。

改装の場合、予算に応じてどこまで手を付けるか、どこを我慢するかという選択を見積もりを見ながらやっていきます。

そのため、LDKにお金をかけて、個室は我慢しようかということがよくあるのですが、LDKを快適にしながら、個室の環境も改善することができて一石二鳥。

個室の方から見るとこんな感じ。

下の窓はFIXで上は回転式になっています。

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夫婦2人の住宅(リノベーション)2~工事ダイジェスト1~

マンションの改修がまた一つ完成しました!

工事の様子をダイジェストでお届けします。

今回の改修では、LDK+浴室・洗面室の改修で、3か月の工事期間がかかりました。

費用は700万円ほど。

お施主さんの主なご要望は、

①間仕切りなどを取って、LDKを広く、使いやすくしたい

②水回りを新しくしたい

③現状気になっている湿気、カビ対策

の3つでした。

①のプランに関しては、紆余曲折、いろいろなプランのご提案をしてお施主さんにも気に入っていただけたのですが、予算の関係でとてもシンプルなものになりました。

ただ、コロナが押し寄せてきたこの時期、改修をこのまま行うかどうかという話もあがった中で、無事に着工できたことが本当に良かったです。

③の湿気、カビ対策についても、私たちはさまざまな観点からの検討を行いました。

1.住戸全体の換気が行えるように適所に給気口・換気扇を設置する。

やはり湿気の対策には換気を行うことが大事。きちんと家の空気全体が換気されるようにメーカーなどに相談して、給気を行う位置と排気を行う位置を決めます。

2.外部に面する壁(床・天井)に断熱材を施工する。

特に、マンションなどでコンクリートの外壁の場合、断熱材を施工していないと、コンクリートの室内面(室内仕上げの下)に湿気が溜まり、カビの原因となります。

3.カビ対策に効果のある仕上げ材を使う。

仕上げによって効果はさまざまですが、吸放湿する素材なら何でも良いというわけではありません。

カビは酸性のため、カビ対策にはアルカリ性の仕上げを選ぶのが良いのです。

アルカリ性で吸放湿する素材には、例えば私たちがよく使う漆喰があります。

ということで、3つの対策を提案した結果、どんな改装になったか、順を追ってご紹介します。

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Work-川内村まちづくり5~川内村の魅力紹介~

立て続けに川内村の話をしていますが、川内村についてあまり説明できたいなかったことに気づきました。

なので今回は、福島県双葉郡川内村の魅力をご紹介します。

川内村は、福島県の内陸にありまして、四方を山で囲まれた村です。

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山と川と田んぼが美しい場所です。

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村の中を水路がたくさん通っていて、とにかく水が綺麗。

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塀がないお宅も多くて、ゆったり広々した生活をされているような印象です。

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古くて立派なお家もあったり。

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村の名所と言えば、天山文庫。

詩人・草野心平の縁の場所で、同人の蔵書が3000冊もあるそうな。

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とても美しい建物です。

夏にはお祭りが開催され、秋にはライトアップイベントがあったりと、村の人々に愛されている場所です。

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このほかにも、天然記念物として指定されている沼や重要無形民俗文化財の獅子舞などなど魅力あふれる川内村ですが、なんといってもここには美味しいものがある!

美味しい水で打たれた蕎麦。絶品です。

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可愛いパンやさんもあるし。

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カフェ・アメイゾンは、タイで人気のチェーン店なのだそうですが、日本の第一号店がなぜか川内村に!

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そしてそして、私たちが川内村に泊まると必ず訪れるのが居酒屋・天華さん。

どれもこれもおいしいので、夕飯近くなってくると「今日は天華で何食べよう」とみんなそわそわしています(笑)

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毎回必ず頼むイカ焼きは、口に入れるたびに おいしい!って思います。

こんな魅力いっぱいの川内村です。

私たちの使命は、川内村の魅力を残して、引き出して、進化させて、若い人に来てもらって(移住メインで!)いつまでも素敵な川内村を受け継いでいってもらうお手伝いです。

移動に8時間かかっても、大事な使命とイカ焼きが待っているのです。

 

川内村

http://www.kawauchimura.jp/page/dir000003.html

 

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Work-川内村まちづくり4~造成工事完了間近~

2020年6月。コロナ明けでに久々に川内村に行くことができました。
福岡―仙台の飛行機が欠航続きで、結局 福岡-羽田からの新幹線でいわき、レンタカーで川内村という道のり。
自宅からの時間を合わせると、8時間くらいかかりました。トホホ

3か月ぶりの現場は、すっかり宅地らしくなっていました。

擁壁もできていて、階段の詳細について現場打ち合わせです。

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ここにこんな感じかな、こうかなとみんなで地面に小枝で線を引っ張ったり、石を置いてみたり。

なんだか子供の頃にやった遊びみたいだなと思いながら、大人たちが真剣に仕事をしていました。

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サインデザインの新メンバー樋口さんも加わって、今年度も楽しくなりそうです。

 

7月の現場の様子。

すっかり宅地!

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歩道のブロックが敷かれています。片側はわざとまっすぐ切らずにブロックのかたちのまま残すことで、芝を張った後に緑となじむようなデザインになっています。

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丸いところには、柔らかいゴムチップが敷かれて、遊具が設置される予定。

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来月からはいよいよ建物が着工します!

 

先日、実施設計&施工をお願いする会社さんもプロポーザルで決定しました。

初のプロポ審査員。ちょっとドキドキしたぁ。

地元、全国大手含めて4社の方々がプレゼンしてくださいまして、どこも頑張っていただきましたが、最終的には地元の会社に決定しました。

プレゼンの内容も良かったし、決定後の打合せの対応も丁寧にして下さるし、本当に良かったです。

普通なら私の立場的には、基本設計をやるまでで、あとの細かい設計はプロポで決まった会社さんにおまかせしてもいいところなのですが、村の思いと、こちらのチームの熱意となんかいろんなことで、実施設計の指示と施工管理までやらせてもらうことになりました。

村営住宅ということで個人の住宅とは違い、メンテナンスのこととか不特定多数の方が住むことを考えるといつもと勝手が違うところがありますが、いいものにしようとするこちらのチャレンジを村役場の方も施工の方もほいほいくんでくださるので、頑張らねばです。

村ってほんとおおらかでいいなぁ。

 

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Work-川内村まちづくり3

川内村に行くときは福岡空港から仙台空港に飛びます。

そして仙台空港のそばにはたんとろというおいしいおいしい牛タンやさんが。

ここの牛タン定食のみそ味が最高においしいのです。

 

20203月の川内村の様子です。

今回も、地域力創造デザインセンターの高尾さんとタケバヤシランドスケープアーキテクツの竹林さんと一緒です。

 

道路の形がみえるっ!

田んぼだった土地がすっかり様変わりです。

3月の現地打ち合わせでは、同じ福島県内の復興住宅を2か所見学に行きました。

今回の川内村のプロジェクトは被災者のための住宅ではなく、若い世帯の移住を促進するためのものですが、市町村営住宅の参考としていろいろと勉強になりました。

同じ形、同じ色の住宅がずらりと並ぶ景観はあまり良い感じではないですね。

どうしても、早く、安く、効率よくところうとするとこうなってしまうのでしょうか。

 

それに比べてこちらの住宅は、配置やそれぞれの住宅の形や素材に工夫がみられて良い雰囲気のまち並みでした。

敷地一体の中央部には水路がつくられていました。子供たちの遊び場になるようです。

こんな場所に住める家族は幸せだろうなぁ。

と思ってもらえるような場所を川内村でもつくりたいなという思いを再認識しました。

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Work-川内村まちづくり2

2019年の春から関わらせていただいている福島県川内村のお仕事は今年も続いております。

2020年1月から7月は引き続き宅地の造成工事が行われています。

季節感のない話になってしまいますが、2020年のはじめから順に造成工事のお話を振り返ってみたいと思います。

去年の12月から2か月ぶりの2020年2月の様子。

だいぶ宅地の形が見えてきた感じがします。

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粘性のある黒い土らしく、雨が降った後の水がたまたままのようです。

現場での打合せは寒いので、コートにマフラー、耳当てにマスクと完全防備で挑みましたが、普通の靴では足がかじかんでしまいました。(全く季節感なし)

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現場監督さんとシンクロする土木担当の竹林さん(笑)

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雨水やもともと敷地に流れていた水路を新設するU字溝。

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U字項の壁の途中が水が染み出すつくりになっているタイプの物らしいです。

自然の水路に近いつくりになるとかならないとか。

土木のことは知らないことばかりでおもしろいです。

似ているようで違うところがたくさんある世界です。

福島出張でのお決まりは、おいしいごはんです。

今回は、地元感たっぷりのお店で海鮮丼でした。

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