先日、埋蔵文化財試掘調査の立会いに行ってきました。
埋蔵文化財試掘調査とは、新しく建物を建てようとする時に、その敷地に貴重な文化財が埋まっていないかを試しに掘ってみて調べる作業です。
敷地が、この調査をしなければならない場所に指定されている場合、関係機関に申請を出して調査をしてもらわなければ、建物を建てることができません。
更に、この調査でもし何か貴重なお宝が発見された場合、その敷地が自分のものであろうと、勝手に建物が建てられなくなってしまうという恐ろしい事態になります。
予定時間の10分前くらいに私が到着した時には既に、準備は万端整って、表面のアスファルト舗装がはがされていました。
ショベルカー(?)で結構じゃんじゃか掘っていきます。
どんどん土の色が変わって、水も出て来たりなんかして、断面には地層が見えてきました。
どこまで深く掘るかは、場所によって異なるそうで、その場所のもともとの土地のレベルまで掘るそうです。
もともとのレベルは土質を見ていれば分かるそうな。
今回は大体1m50cmくらいまで掘りました。
こちら、出てきた土器のかけら(らしいです(笑))
これをあのショベルカーの作業の中から見つけ出すところがすごい。さすが試掘し慣れてらっしゃる。
この程度のかけらなら、埋蔵物なしという判断になるらしいです。
よって、この敷地は晴れて建築してもいいよということになりました。(正確には、1週間後くらいに許可証がおりるそうです)
調査が終われば元の通りにきれいに埋め戻しされました。
ショベルのテクニックがすごい。